2015年6月29日月曜日

メインマシン(XPS8500)のうねりが解決した方法

2012年の12月に購入したデルのXPS8500の「ブーン」という振動が解消されました。購入当時からモヤモヤとしていた気持ちがすっきり晴れてうれしい限りです。解決した方法は簡単です。たったひとつの手順を行っただけです。

それは「HDDを交換した事」です。

HDDの初期不良かどうかはわかりませんが、購入してすぐの製品から振動がビビビビッーなんて鳴っているのはどう考えて「はずれ」としか言いようがありません。何せ1分間に7200回転ものスピードで駆動する機器なのです、少しのズレや不具合があれば大きな振動となって現れても不思議ではありません。

ネット上で情報を調べると数件、同じ状況の人が存在する事が確認できています。動画で実際の状況をアップしている人もいます。声に出して言っていないだけで本当はもっと結構な数の人がいるのではないでしょうか?XPS8500の振動で嫌な思いをしている人は・・・。

「こんなものか」

自分も初めて電源スイッチをオンにした時に思った事です。しかし、あまりにも振動が激しかったのでカスタマーに連絡して返送、チェック、電源ファンの交換という経験をしています。実をいうとそれでも完全に振動はなくなっていなかったのです。

当たり前の話です。原因がHDDにあったのですからね。いくらファンを交換しても無意味だったのです。

今回、XPS8500のHDDをSDDに交換しました。色々とあってOSのクリーンインストールを行いましたが・・・。機械に収まっていたHDDの振動は半端ないです。音もうるさい。HDDのメーカーはデルのパソコンでは標準装備的な「SEAGATE」です。

ケースの外で配線をつないでパソコンを操作する場面があったのですが、テーブルの上で激しく振動をしながら左右に動くレベルなのです。半端ないです。

今になって気づいたわけですが、残念なことにパソコン自体の初期不良ではなく、HDDの初期不良(というかはずれ)を引いていた事になります。しかし、同じ様な症状であきらめている人はぜひともHDDの交換やSDDの置き換えを実施してもらいたいものです。

「こんなにもXPS8500って静かだったのか・・・」

と驚くと思います。

今回のメインマシンのメンテナンスとパワーアップでメモリも8GB追加しています。合計16GBになって超快適です。HDD(1TB)は「SSD(256GB)+HDD(1TB)」に変更しました。SSDのメーカーはインテルが良かったのですが、まぁ、消耗品と考えて価格が安く信頼性の高い東芝製をチョイスしました。

これらをすべて実施して27000円ちょっとです。

順風満帆でなかったSSDへの移行
今回、SSDの移行で強烈に感じた事があります。これから新しくHDDなりSSDなどを付け替えする事を考えているひとは参考にして頂きたい言葉です。それは・・・。

「入れ替えを実施するパソコンとは別にネットにつながるパソコンを絶対に一台は確保しておくべき」

という事です。当たり前の話ですが、パソコンが一台しかなかったらHDDの入れ替えなどを実施する場合にはネットから情報を収集する事が不可能になります。

「手順を全部印刷しておけばOkでは?」

それでもいいでしょう。しかし、実際には何が起こるか分からないのです。(実際に自分も念入りに下調べをしたにも関わらず結構苦労しています。)まぁ、クローンソフトを使えばほとんど失敗無しでHDDの取り替えが出来ますね。

今までクローンソフトを使用したHDDからSSDへの入れ替えは3回実施していますが成功率は100%です。クローンソフトをダウンロードして新しいHDD(SDD)をケースに入れてUSB接続してボタンを押していくだけですから失敗のする余地は少ないです。

一方で、今回、色々と苦しんだ経緯を自分の為に残しておきます。

HDD入れ替えで注意する事
自分が失敗した部分は次の点です。

・クローン後に初期化する場合には新たに付けたHDD(SSD)でシステムイメージディスクを作る事
・OSのクリーンインストールではHDD(SSD)は一台だけしか繋がず作業をする事


今回自分が目論んだのは次の手順です。

クローンソフトで丸ごとコピーを作成する。そして機器を付け替えして、付属の機能で初期化する。

わざわざ初期化する目的は二つです。

ひとつはクローンソフトは常駐させたくなかった。メインマシンなのでOS移行後はクローンソフト自体を完全に無かったことにしたかったのです。そして二つ目はレジストリーをまっさらな状態(に近いもの)にしたかったことです。

せっかく新しくSSDに移行するのです。出来ればクリーンな状態で運用をしたかったということが狙いです。OSのクリーンインストールは正直に言うと自信が持てなかったです。というか、今まで実践した事がないので不安だらけです。

だから、上記の手順を選択したワケです。

クローンは簡単にできて機器の付け替えも超スムーズにできました。メモリを増設する際にはビデオカードを取り外す必要がありましたが、これも難なくクリアしています。ついでに内部のファンなども清掃できました。

ところが、クローン後のシステムの初期化で失敗しています。

今思えば、クローンを作成した後にシステムのイメージを作成しておけばよかったのですが、その時は「クローンを作成した元のHDD」のシステムイメージを使った事が間違いでした。結果、初期化に失敗、OS立ち上がらず、クリーンインストールという運びになったのです。

OSのクリーンインストールではHDD(SSD)は一台だけしかつながない事
今回、これでかなりの手間と時間と労力を使っています。結局2回クリーンインストールを行う羽目になったのですが、一回目の失敗はまさにこれです。

OSの起動に必要なファイル、もしくは各種ドライバーなどのファイルが違う方のHDDにインストールされていたのです。せっかく苦労してウンドウズアップデートを実施するまで手順を勧めましたが、ここで再起動せず失敗するというアクシデントに見舞われたのです。

しかも、フォーマットしてまっさらなHDDに削除できないシステムファイルみたいなものできてしまったのです。どうやっても再フォーマットもできない、削除もできないという困った状態になったのです。

色々と調べてみるととんでもない事がわかりました。

「どんな優秀な医者でも自分自身を手術することはできない」

つまり、アレですよ。しらない間に作られた本来SSDに入るべきOS関連のファイルが二台目のHDDに入ってしまっていたのです。しかも、OSが起動状態であれば「自分自身に必要なファイルや情報」である為に、それをOS起動中には削除する事はできないのです。

本当にアレやコレやと手を尽くしてやってみたのです。コマンドプロンプトからの削除など・・・。結局何をやっても駄目でした。

「このHDD捨てて新しく買い直すか・・・」

などと心が折れそうになったのですが、OSインストール時のフォーマットパワーがそんなものは吹き飛ばしてくれたのです。つまり、二台目のHDDをファーストブートデバイスにつなぎ直してOSをクリーンインストールする直前まで持っていく、そしてその過程でファイルやフォルダをすべて削除してまっさらな「未割り当て」の状態にする事です。

「消せないファイル、フォーマットできないファイルはOSのクリーンインストール直前のファイル削除とフォーマット手順で何とかなる」

もちろん、OSのクリーンインストールは途中で中断することは可能です。中断すると元のブートマネージャーの画面に戻ります(デルのパソコンの場合)。そのままCD/DVDの取り出しボタンを押して電源を切ればオッケーです。

これでHDDの消せない部分はきれいさっぱり消えてなくなりました。

次に、SSDだけをつなぎ直して再度OSを「ちゃんとインストール」する手順を行ったのです。結論から言うと、これですべてがうまく行きました。

「無知は罪」

とはよく言ったものです。

経験値は爆発的にアップしました。何せOSのクリンインストールの手順を何回も経験できたのですから・・・。

最後に、一連の作業で常に心に念じていた事があります。

「SSDやHDD内のファイルは壊れても復元できる、機械的な損害だけは出さないようにする事」

機器をつなぐ際に電源を抜いて内部の静電気を放電する事、内部の機器を触る前には手をきれいに洗う事などを徹底して実施しています。要するに「メカニカルな故障を避ける」という意識がが重要であると思います。OSの入ったSSDやHDDがどうなろうともインストールは何度でもやり直せます。

機械は壊すとやり直しができません。ここがポイントです。途中、途方にくれて集中力が落ちた時などもありました。何度も顔を洗って手順を指差し確認しながら作業を実施しています。

大変でしたが作業を実施して良かったです。静かになりましたし処理速度も飛躍的に早くなったのですから・・・。久しぶりに徹夜も経験しました。苦しかったですね、色々と。後で振り返れば簡単な問題ばかりでしたが快適なマシンに生まれ変わって何よりです。

 
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